ボトックス

ボトックス治療は、筋肉の緊張を和らげる医療用の薬(ボツリヌストキシン)を注入する治療法です。歯ぎしりや食いしばりによる歯の損傷を防ぎ、顎の痛みを改善することができます。また、頭痛や肩こりの緩和にも効果があります。当院では、世界で高い評価を受けているナボタ(NABOTA)を使用しています。ここでは、ボトックス治療の特徴や効果、治療の流れについて詳しく説明します。

ボトックスとは?

女性の口元の画像

ボトックスは、ボツリヌス菌が作り出すタンパク質を医療用に加工した薬(ボツリヌストキシン製剤)です。筋肉を動かす神経の伝達を一時的に抑える働きがあり、過度な筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。当院で使用しているナボタ(NABOTA)は、韓国の大手製薬会社デウン製薬が開発した最新のボツリヌストキシン製剤です。98.7%という高純度の製剤で、その品質の高さから大韓民国新薬開発賞「技術輸出賞」を受賞しています。現在、世界60カ国以上で使用されており、アメリカFDAと韓国KFDAの両方で安全性が認められています。
ナボタは、従来から使用されているボトックス(アラガン社製)と同等の効果と安全性を持つことが、世界的な臨床研究で確認されています。そのため、より費用対効果の高い治療提供が可能になりました。適切な量を必要な部分に注入するとで、筋肉の緊張を和らげ、様々な症状の改善が期待できます。

このような症状は
ありませんか?

  • 朝起きた時に顎が痛い、または重だるい感じがある
  • 歯がすり減っている、または歯に縦線のような模様(クラックライン)がある
  • 歯の詰め物や被せ物が何度も取れる、割れる
  • 頬の内側や舌に歯型が付いている方
  • 顎の関節に痛みがある、または口が開けづらい
  • 肩こりや頭痛でお悩みの
  • マウスピース治療が合わない、または続けづらい
  • マウスピースを作ってもすぐに穴があく、割れる

当院のボトックス治療における特徴

ボトックスの画像

歯科医師として長年の経験を持つ院長がかみ合わせ認定医の資格を活かし、一人ひとりの症状に合わせた治療計画を立てます。痛みを最小限に抑える治療技術と丁寧なカウンセリングで、安心して治療を受けていただける環境を整えております。
さらに、ナボタの使用によって、高品質な治療をより手の届きやすい価格で提供しています。

ボトックス治療のメリット

痛みから解放される

筋肉の緊張が和らぐことで、顎の痛みや頭痛が改善します。朝起きた時の違和感や、仕事中の頭痛から解放されることで、日常生活が快適になります。
効果は治療後3~4日目から実感でき、2週間程度で最大限の効果を感じられるようになります。実際に多くの患者さんから「朝の顎の痛みがなくなった」「頭痛の頻度が減った」といった声をいただいています。

歯を守ることができる

歯ぎしりや食いしばりの力が弱まることで、歯すり減りや詰め物の破損を防ぎやすくなります。
どんどん歯が減ると噛み合わせも低くなり顔貌も変化してしまいます。
特に夜間の無意識な歯ぎしりに効果を発揮し、歯を守りながら安眠できるようになります。

体の不調が改善する

顎の筋肉の緊張が和らぐことで、肩こりや頭痛などの体の不調も改善します。睡眠の質が上がり、日中の疲れも軽減されるという方が多くいらっしゃいます。また、噛む力が適度に抑えられることで、顎関節への負担も減り、口の開閉がスムーズになります。

ボトックス治療のデメリット

継続的な通院が必要になる

ナボタの効果は3~6ヶ月程度で徐々に薄れていきます。これは体の自然な代謝によるもので、安全性の証でもあります。効果を維持するためには、定期的な治療が必要です。個人差はありますが、年に2~4回程度の治療が目安となります。

費用

自由診療のため、治療費は全額自己負担となります。ただし、ナボタを使用することで、従来のボトックス治療と比べてコストを抑えられる可能性があります。継続的な治療が必要な場合は、長期的な費用計画を立てる必要があります。

一時的な不快感が起こる可能性がある

治療直後は噛みにくさを感じたり、注入部位に軽い腫れや内出血が出る可能性があります。ただし、これらの症状は1~2週間程度で自然に改善します。また、効果には個人差があり、期待通りの効果が得られるまでに時間がかかる場合もあります。

当院のボトックス治療の流れ

当院のボトックス治療の流れ

詳しく診察する

お口の中やレントゲン写真で、歯や顎の状態を確認します。また、普段の生活習慣や症状についてもお聞きします。これまでの治療歴や、薬のアレルギーの有無なども確認します。

治療計画を説明する

診察結果をもとに、最適な治療方法と期待できる効果について説明します。ナボタの特徴や、治療後の注意点なども詳しくご説明します。不安な点は何でも質問してください。

治療

痛みを最小限に抑えるため、必要に応じて表面麻酔も使用します。治療時間は15分程度です。

経過観察

1週間後に再診察を行い、症状の変化を確認します。効果の出方には個人差があるため、必要に応じて治療の微調整を行います。その後も定期的に経過観察を行い、最適な治療間隔を決めていきます。

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